8月後半よりベルギー留学をしているChura★Iメンバーの小川秀雄君のコラム第2弾。ベルギーで感じたことや、海外に出てわかったことや見えてきたことなど、秀雄君ならではの目線でレポートしています。皆さん、どうぞお楽しみ下さい。
「もったいねぇぜossan」
空が綺麗だ。
一等星が溢れる島を離れて寂しさを感じるかと思っていたが、意外とそんなことはない。
雨雲が珍しいここの空はなんだか色が違って見える。淡さのあまりのない青は上に行くほど黒くなり、頭上には飛行機雲が何層にもなっている。空いっぱいに広がる様子は朝ながらまるで流星群のようで、巷の映画冒頭シーンを思い出させた。
ここに来る前にあるおっさんと話したことを思い出す。出発日の数日前、「島の景色が恋しく見えてきた」と言うと、おっさんは確かこう言ってた。「いや景色とか大したことねぇよ。」
…まぁ恋しくはならんかったよ。
此処の人はどう思っているのだろう。生活の中で感じた魅力を語ったら、よく共感してもらえるので聞いてみた。
「何故こんなに飛行機雲があるの?」
「空港が近すぎるからだな。」
「でもたくさんの飛行機雲良くない?」
「人が多い証拠だな。多すぎる。前に何が見える?」
「えっと、はい、渋滞です。」
....空は今日も綺麗だ。
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